予防接種のこと
赤ちゃんの健康を守る大切な方法のひとつとして、予防接種があります。
米国小児科学会は「医学的に安定した状態にある早産児や低出生体重児は、満期産時に推奨されるワクチンのスケジュールと同様に、
歴月齢に基づいてワクチンを接種していくべき」と勧告しています。
当院でも、病状が安定している場合には、医師の判断のもと入院中にワクチン接種を行います。
(接種時期は暦月齢に基づくスケジュールよりも遅くなることがあります。)
お子様がNICUに入院している間に、予防接種についての通知や問診票が自治体・保健所からくることがあると思いますので、大切に保管してください。
ワクチンには定期接種(ほとんどの自治体で無料で接種できるワクチン)と任意接種(自己負担となるワクチン)があります。
定期接種のワクチンは、無料で接種できる期間に一定の制限がありますが、入院など理由のある場合には対象期間を超えても手続きによって公費の対象となることがあります。
また、入院中に接種する際に、住民票のある自治体以外での接種には手続きが必要な場合がありますので、お住まいの自治体に相談しましょう。
また退院後には、かかりつけ医に相談してワクチンのスケジュールをたててもらうと安心です。