神奈川こどもNICU 早産児の育児応援サイト
神奈川こどもNICUに入院となった、体重が小さく(1500g未満)うまれたお子さんの育児を応援するために情報を提供するページです
◎ NICUを退院するころ
退院後のリハビリテーションのこと 当院ではNICU退院後、外来でもリハビリテーション科で発達のフォローをさせていただく場合があります。
必要に応じて、理学療法や作業療法(どちらかのことも、両方のこともあります)を行い、赤ちゃんの状況や発達の段階に応じて発達を促すお手伝いをします。
外来のフォローのなかで、地域の療育センターへの相談をおすすめする場合もあります。
発達について気になることがある方は、こちらのサイトも参考にしてください。
(地域ごとの療育センターについての情報を神奈川県小児保健協会ホーム「保育・療育情報」
地図からお近くの療育センターを検索できます。
神奈川県内の地域ごとの児童発達支援施設についての情報 神奈川県小児保健協会のサイトへ

* NICU退院後の「理学療法」- 発達支援の一例のご紹介 * <修正1-2ヶ月ごろ> 
手足を楽しく動かす
全身を包むように支えてあげると、安定して手足が動かしやすくなります。
あかちゃんが手足を動かすことを楽しめると、より活発な動きにつながります。
くびのちからもアップ
赤ちゃんに声をかけながらおもちゃを見せて、ゆっくり動かして目で追わせたり、音をだして探させたりして、首の力を向上させていきます。

<修正3ヶ月ごろから> 
赤ちゃんが嫌がらずにうつぶせができて、自分で少し頭を持ち上げる様子がみられはじめてから行います。
うつぶせは、大人の身体の上でしっかり支えることで、頭を持ち上げやすくなります。
呼吸が苦しそうでないか、顔色など、確認しながら行います。
床上で行う場合は、あかちゃんの胸の下に、手や肘で支えやすい厚みにしたタオルを入れてあげると、 頭を持ち上げやすくなります。
横向きの姿勢で寝たり遊んだりすると、寝返りをする力がつきやすくなります。
タオルで頭を支えることで、赤ちゃんが姿勢を変えやすくなります。

<修正6ヶ月ごろから> 
おすわりの練習は、赤ちゃんのくびがすわって、座る姿勢を楽しめるようになってから行います。
赤ちゃんの骨盤を側面や後面から支えて安定させると、自分で身体を起こしやすくなります。
筋力が弱かったり、そり返りやすい赤ちゃんには、胸の高さくらいの台を使用して手をのせ、赤ちゃんの背中に大人が密着することで、座る姿勢が安定します。

<修正12ヶ月ごろから> 
立つ練習は、早すぎないほうがいい場合があります。 おすわりが安定して、つかまり立ちをはじめようとする頃が、適当な時期と言えるでしょう。
立つ練習は転倒に気をつけます。安定して行うのが難しい場合は、立つまでの準備や、靴などの工夫が必要かもしれません。医療者にご相談ください。

* NICU退院後の「作業療法」- 発達にあわせたあそび(おもちゃ)の紹介 * 作業療法では主に、遊び(おもちゃ)を用いて発達を支援しています。
生活で困った事に対しては、ご家族に関わり方をお伝えしたり、便利な道具やの紹介なども行っています。

 ここでは「発達の状況」に合わせた、おすすめの遊びやおもちゃをご紹介します。
おもちゃの写真は参考のために載せていますが、特定の商品や製品を推奨するものではありません。 
赤ちゃんの好みも様々で、おもちゃによっては誤飲などの危険性もあります。
安全に配慮しながらお気に入りのものを探してみてください。

<首が座るまでの時期>  徐々に人の顔や音に良く反応するようになります。
起きている時間も少しずつ長くなってくるので、機嫌よく起きているときやオムツ替えの時などに遊んであげましょう。
手で身体を優しく触ってスキンシップを取ったり、ガラガラなど音の鳴るものを見せたり、手に持たせたりすることも良いと思います。

この時期は、目はまぶしい/暗いの認識や近くのものがぼんやりと見える程度で目の焦点を合わせる機能も未熟ですが、ゆらゆらと動くものやコントラストのはっきりしたものは見ることが多いです。
声をかけながらゆっくりと動かしたりして見せてあげてください。
☆おすすめのおもちゃ:ガラガラ、赤いボール、光るおもちゃ、メリー

◇ おもちゃの見せ方 ◇

頸のすわりが不十分な時期は
しっかり首を支えてあげて、
声をかけながらものを少し近くで見せてあげるようにしましょう。

<首がすわる、横向きやうつ伏せの姿勢が取れる時期>  物を持たせると少しの間持つことができ、振ったり、口に持っていく様子が見られてきます。
たまたま手に触れたものを見つめたり、触ろうとするなど自分の身体以外に興味が広がってきますので、たくさん話しかけたり、笑いかけるとよいでしょう。
おもちゃは指にかかりやすいもの、触れると揺れたり音が鳴るなど変化するものが好まれます。

☆おすすめのおもちゃ:ガラガラ、起き上がりこぼし、ベビージムなど
◇ 指がひっかかりやすいガラガラ ◇

穴が開いていると指がかかりやすく持ちやすいです。
◇ ものを持たせるときのコツ! ◇

おもちゃを持たせるときは、 指の外側や手の甲側に添わせるように触れさせると、指が開いてつかもうとしてきます。

<お座りが安定してとれるようになる時期> 
おもちゃを持ち替えたり、打ち合わせたりすることが見られるようになります。
「振ると音がなる」といった簡単な因果関係がわかるようになってくる時期です。
あやすと声をだして笑ったりなど表情が豊かになり、人との関わりが深まってきます。
「いないいないばあ」はちょっと大げさなくらいの感じでやってみましょう。
触れると簡単に音が鳴るおもちゃ、絵本では音のくりかえしやコントラストがはっきりしているものが好まれます。
☆おすすめのおもちゃ:触れると動いたり音が鳴るもの、絵本など


触れると簡単に動いたり、音が鳴ったりするものに興味が出てきます。

色合いがはっきりしているもの、 コントラストがしっかりしているものが好まれます

<ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩きができるようになる時期> 動きが盛んになり、ハイハイやつかまって立つなど自分で取れる姿勢が多くなります。
そばにいる人が指さした方向を見る、ほめると同じ事を繰り返すなど人との関わりがさらに深まってきます。
また、ちょうだいやバイバイに反応し、真似っこも上手になってきます。

 日常のものや大人が使っているものに興味を持ち、様々なものがおもちゃになります。
自分で色々なところを探索し、イタズラすることも増えてきますので、安全に遊べる環境づくりが大切です。
また、おもちゃもその特性に合わせた遊び方ができるようになります。
ボタンのスイッチを押したり、ものを入れたりすることが出るようになります。
☆おすすめのおもちゃ:鍵盤やスイッチのおもちゃ、入れたり出したりできるおもちゃ、つみき など

指先の操作が上手になりボタンを押したり、入れたり、出したりすることにも興味が出てきます。
小さなおもちゃは誤飲事故に注意が必要ですので、必ず大人と一緒に遊ぶようにしましょう。
また片付け忘れに気をつけましょう。
「トイレットペーパーの芯」(約39mm)をとおるものは飲み込んだり窒息の危険があります。

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